国際中医専門員ってなに?

こんにちは。
お久しぶりです。
なかなか書くのが難しく、遠のいていました。
今回のブログは「国際中医専門員ってなの?」というタイトルでお話しいたします。
国際中医専門員ってご存知ですか?
国際中医専門員とは、中国政府の中国衛生部が国際的に漢方(中国では漢方とは言わず湯液とか言いますが)の専門家を認定する試験制度で、簡単に言うと「漢方薬の知識を中国政府が認める専門家」的なイメージだと思います。
ちなみに以前は国際中医師とか言っていましたが、日本では「医師」をつけるのは、お医者さん、もしくは歯医者さん以外は医師と名乗るのことが難しいので、現在では国際中医専門員という名称で表しています。
国際中医専門員は、漢方医療に従事する人が中医学を使って正しい漢方薬(湯液)を処方を行う、また専門水準の向上と医療の資質の保証することを目的としております。
1991年世界保健機構(WHO)の援助を受けて中国国家中医薬試験センターを設立して、中医専門員の資格認定試験を実施しましてからの資格なので、比較的新しい資格かなーと思いわれます。
日本では1996年から試験が始まり、世界では韓国、シンガポール、ニュージーランド、マレーシア、アメリカ、カナダ、ドイツ、イギリス、イスラエル、ブラジル、アルゼンチン、ベルギー、フランス、スイス、スペインなど20数カ国及び台湾、香港、マカオなので試験を実施しているようです。
資格対象は、医師、歯科医師、薬剤師、それと医薬品登録販売者も対象となります。
国家資格ではないので、これを持たなければ漢方薬を販売できないわけではありませんが、当店のカウンセラーはこの資格を保有しております。
当店の場合は、中医学という中国で行っている漢方の考え方をベースにお薬の選定を行っているので、中医学の知識を深めるため保有した次第です。
これが国際中医専門員です。
これを掲げている薬局などは中医学ベース、そうでない薬局は日本漢方ベース
これくらいで思ってくれたらいいかなーと思います。
当店は中医学を普及できるようこれからも頑張っていこうと思います。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
漢方薬の厚生堂
岡田茂
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