お家ケア ハンドケア
気づいてしまったこと
みなさんこんにちは。
漢方薬厚生堂の岡田智子です。
今日は前回に引き続き、セルフケアでおろそかにしてしまったことを書いていこうと思います。
新型コロナウィルスの報道がされてから1年以上が経ち、手指の消毒など予防対策をしていることと思います。
私も、外出の際はもちろん、スーパーの出入り、仕事中など、1日に何回も行います。
その影響なのか、気温が低くなるにつれて手の乾燥が気になるようになりました。
ふとした時に、手を見ると「え、こんな感じだったっけ?」と思わず二度見。以前と比べて手の節がゴワゴワした感じが目で見ても分かるんです。
確かに、手指の消毒が習慣となる頃あたりから、息子の離乳食が始まり(ミルクも継続)水を扱う時間が今まで以上に増えていたなと。
そういった事が重なってしまったうえに、こまめなケアが出来ていなかった結果だと思います。
今年は今までなかった手荒れを感じている方が多いのではないかなと思いますので、ちょうど良いタイミングで教わることのできた
ハンドケアの方法を書いていきたいと思います。
そもそも手荒れとは、天然保湿因子や天然保潤因子が失われ、肌の柔軟性やなめらかさ、潤いがなく、皮膚がかさつき、その状態が進行し亀裂が生じ、
皮溝、皮丘が不明瞭となってしまった状態をいうそうです。
そもそも、手の平には皮脂腺がないため、潤いが維持されにくんです。
手荒れの要因は、外的要因と内的要因とに分けられますが、70%の割合で外的要因が原因となっているそうです。
外的要因
①手洗いの回数が多い
②お湯の使用
③洗浄力の強い洗剤
④除菌剤の使用
⑤布や紙などに多く触れる
⑥湿度の低下、外気の低下、冷たい風
内的要因
①年齢:年を重ねるにつれて角質層の潤いは減少、小さなお子様も皮膚が薄く、皮脂量も少ない
②アレルギー体質:触れたものによっておこるアレルギーやバリア機能の低下によりおこる手の乾燥や手荒れ
③その他:健康状態、ストレスなど
今年になって初めて手荒れの症状でお悩みの方の原因として、外的要因の①、④が該当するケースが今現在の私たちの置かれている状況では多いような気がします。
また、最近だと食器洗いにお湯を使用することが増え、手の荒れを加速させてしまっている方も季節的に多いかもしれません。
手荒れの状態を放置し、症状が進行してしまうと、傷口から黄色ブドウ球菌が繁殖しやすくなり手湿疹に発展してしまうこともあります。
そうなる前にこまめなケアで手荒れの進行を食い止めてあげましょう。
ハンドクリームなどすでにお持ちの方は多いのではないでしょうか。
確かあったはずと思われた方は、引っ張り出して早速ケアを開始しましょう。
ハンドクリームは、手洗いや水仕事の後、乾燥を感じたらこまめに行うのが理想的ですが、なかなか難しい方は、就寝前のハンドケアを習慣化されると良いのではないかと思います。
およそ1.5㎝程度のクリームが使用量だそうです。(手が大きい方などは使用量をプラスしてください、また乾燥など気になる部分には重ねづけが良いみたいです)
ハンドクリームを使用する以外にできることは
・熱いお湯の使用を避ける、手洗いの際はこすり過ぎない
(仕事上、手をよりしっかり洗わないといけない方もいらっしゃると思うのでこれが良いということではないです)
・手洗いが終わった際は、濡れたままにせずタオルなどで水気をしっかり拭き取る
・洗剤類の使用にはゴム手袋着用で行う
・顔以外に手の紫外線対策もプラスして行う
こういったことを意識していただくと、美しい手を保つためにはプラスになるそうですよ。
私は食器洗いなど、ゴム手袋を使わず素手で行ってしまっていたので、取り入れてみようと思いました。
少し長くなってしまいましたので、セルフケアの仕方などは次回に記載したいと思います。
記事をお読みいただきあるがとうございました。
漢方薬の厚生堂
岡田智子
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